犬の十戒 (オイルパステル)
今年1月息子家族の元に来たWANがこの10月で満1歳になります。
保護センターから来たのが生後2か月半頃だったので、
逆算したあくまでも推定誕生月です。
来た当初は痩せて、体にあるいくつかの傷痕からも、
何度か犬を飼った事のある私には察するものがあり、不憫でした。
案の定、人間不信のトラウマか、なかなか心を開かず、
随分心配しましたが今では家族にだけはすっかり慣れ、
私が行っても大はしゃぎで、可愛いです。
捕獲当時のセンターの人の話によれば、一緒に徘徊していた母犬は
山に向かって逃げ、エサがないので餓死しているだろうと___。
同時に保護されたもう一匹の兄弟犬も、
もし引き取り手がなかったら、すでに・・・・・。
考えただけで悲しい___。
この先、殺処分になる犬猫が、こうして一匹でも
救われる事を願わずにはいられません。
天国の”ぶっく”のお母さん、
あなたの人生(犬生?)はとても不幸だったけど、
あなたの残した可愛い子供はこんな立派な娘に成長しましたよ。
↓
超、超ビビリ犬だけど、暖かく見守ってやって下さい。
そして、あなたにも安らかな眠りを___。
***
「犬の十戒」
英文詩
Author Unknown
1 私の一生は10~15年位しかありません。
ほんのわずかな時間でも貴方と離れていることは辛いのです。
私の事を飼う前にどうかその事を考えて下さい。
2 貴方が私に望んでいる事が、
私に出来る様になるまで少し時間を下さい 。
3 私を信頼して下さい・・・。それだけで私は心が安らぐのです。
4 私を長時間叱ったり、罰として閉じ込めたりしないで下さい。
貴方には仕事や楽しみがありますし、友達だっているでしょう。
でも、私には・・・・・。 貴方だけしか、いないのです。
5 時々私に話しかけて下さい。
たとえ貴方の言葉を理解出来なくても、
話かけてくれる貴方の声で、理解出来ます。
6 貴方がどれ程私を世話してくれている事か、
私が決して忘れない、という事を覚えておいて下さい。
7 私を叩く前に思い出して下さい。
私には貴方の手の骨を簡単に砕く事が出来る牙があるけれど、
私は貴方を決して噛まない様に決めている事を。
8 言う事を聞かない、頑固だ、怠け者だ、と叱る前に、
私がそうなる原因が何かないかと、貴方自身に問い掛けて下さい
適切な食事をあげなかったのでは?
日中太陽が照りつけている外に、長時間放置していたのかも?
心臓が年をとるにつれて、弱ってはいないだろうか?
9 私が年を取っても、どうか世話をして下さい。
貴方も同じように年を取るのです。
10 最期の旅立ちの時には、そばにいて私を見送って下さい。
「見ているのが辛い」から、とか、
「私のいない所で逝かせてあげて」なんて言わないで欲しい。
貴方が傍にいてくれるだけで、
私はどんな事でも安らかに受け入れられます。
そして・・・・・、、
どうか忘れないで下さい。
私が貴方を愛している事を・・・・・・。
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